自動車用品店から飲食店・雑貨店などでは、道行く人々に店の存在を知らせるためののぼり旗を屋外に設置するところが多くあります。
昨今はその品数も豊富にあり、各店ともに趣向を凝らした個性的なものを設けていることでしょう。
如何にして他店よりも目立つのかが大切ですが、のぼり旗には有彩色の組み合わせ方が非常に重要な要素になります。
ただ単に派手な色を組み合わせれば良いという訳ではなく、
目にする方が不快にならないように気を配ることも必要です。
有彩色とは視界で確認されやすい色のことを指しており、
赤・黄・白色がそれに当たります。
この色に対しての組み合わせ方はRGBという色の三原色を基本とするため、
白であれば黒・紺色がマッチするというわけです。
赤色をのぼり旗の基本カラーとする際は白色で文字やロゴを記せば
よく目立ち、なおかつ目にする方の視界に泊って不快さもありません。
のぼり旗を製作するとき、必ず専門店に依頼をします。
テンプレートで製作する際は、この色の組み合わせを事前に考慮した形で
提供されるので、さほど気にしなくてもいいでしょう。
自身ですべて考える際は必ず、RGBの法則を身に付けて
配色をおこなうことが大切です。
色の知識を身に付ける方法
のぼり旗の基本はデザイン力と思われがちですが、
実はデザインよりも配色方法がもっと大切になります。
まずのぼり旗が担っている意味について考えると、
道路沿い・暗い夜道でも何を記しているものかと
行き交う人々に認識させなくてはいけません。
この認識力は注意力と相乗関係にあり、目立つ存在でないと
注意を払う事はないでしょう。
つまり、書かれている文面・ロゴよりも全体をあらわす色が
鍵を握っているという訳です。
どんな色でも良いということもなく、設置する場所・時間帯を考慮して
それに合ったカラーでのぼり旗を彩らないといけないということです。
これらを考えるうえで色の知識を養うことになりますが、
カラーテスターという見本とともに絵の具で実際に染色を
おこなっていくことで、自然と色の知識を養っていけます。
のぼり旗だと一色のみしか使用しないということはなく、
最低でも二色以上を用いるのが常です。
赤などの原色系を基本カラーとする場合、それと相反する黒・白といった
モノトーンカラーを使用すれば、上品で落ち着いたのぼり旗にすることができます。
この二色以上の組み合わせは実際に目にして認識できることを
確認するうえでも、絵の具で色を合わせるといいでしょう。