色同士の関係に補色というものがありますが、それは互いの色を
引き立て合う相乗効果を持った組み合わせのことです。

例えば赤と青緑や黄と青紫という具合に、カラーサークルで
正反対に位置しているパターンです。

カラーコーディネイトを考える

カラーコーディネイトを考える時に、
派手すぎる場合は色同士の差があり
過ぎて刺激が強いためにストレスが
溜まることもあります。

また同じ明度の補色同士を組み合わせ
た場合には、ハレーションを引き起こ
して目が疲れてしまうこともあります。

この原理を知ることでカラーコーディネイトは合理的なものとなります。

補色でのカラーコーディネイトは印象的に見せることができるので、
うまく明度の差を利用したり、小範囲であればより効果的に使うことが
できたりします。ポスターなんかでは強調したい部分に使うと効果的です。

病院で外科手術を行う時に内装や手術着を薄い緑にしているのは、
血液の赤が緑の残像を残してしまうため、それを打ち消す効果がある
からです。

赤を見続けた後に、白いところを見ると、赤の残像に補色の緑が見えます。
これって見ていて気持ちが悪いので、壁を緑にすることにより
残像が見えてもわからないようにしているのです。

黒などのモノトーン色の使い方について

モノトーンは静かで落ち着いた印象を与えます。

モノトーンで統一すると、冬の寒さや寂しさ、もの悲しさ等の
印象を与えることもありますが、シックで安定した落ち着きの
ある印象でもあります。

中でも品質の高いものには黒い色がよく使われています。
黒は、物に高級感を感じさせる色でもあります。

男性はあまり抵抗を持たずに持つことができ、人気も高いようです。
また、光を吸収する性質のため日傘の内側の色に選ぶと紫外線の
反射が抑えられ日焼け防止効果が期待できます。

しかし、虫が反応して寄ってきてしまう事もあるので
山遊びなどでは控えたほうが賢明です。

また、光が集中することで熱も持ちやすくなるのでレンズ質の物は
近くに置かないように注意が必要です。

モノトーンは落ち着いた印象

黒は洋服なんかでもなじみの深い色です。
誰もがワードローブの中に数着は持っている
色ではないでしょうか?
この黒の色にも違いがあります。

ブラックフォーマルを買いに行った経験はありますか?
全て黒は黒なのですが、特に高価なものの方が漆黒で、
より黒い方が上質とされています。